4.立地に問題があるケース
(1) 最寄駅からの距離、都心との連絡、運行頻度、
運賃等に難がある場合に割安な価格になるケー
スがあります。特に福岡都市圏郊外部の住宅地
では最寄駅から徒歩圏の物件と最寄駅からバス
便に依存する物件との価格差が大きくなっていま
す。また、バス便の場合には本数が少なかったり
運行時間帯に偏りがあるケースも多く、注意が必
要です。
(2) 生活利便施設の有無は日常生活に与える影響
が大きく、価格も左右されす。生活利便施設として
は、スーパーマーケット、小中学校、医療施設、官
公庁、公園等があります。例えば、小学校まで2k
m以上の距離があり、車での送迎が必要なケース
では、買い手が少なくて価格が低くなることもありま
す。
(3) 接面する道路の状況により、価格が低くなる場合
があります。主な要因としては、道路幅員・舗装の有
無・歩道の有無・行き止まり道路等があります。傾斜
の大きい道路は高齢者には負担が大きく、特に敬遠
される傾向があります。