先日、書店に行って文庫本のコーナーをぶらついて
いたときに、目について購入したのが、有吉弘行著作
の「お前なんかもう死んでいる」でした。内容は、猿岩
石時代の絶頂期からどん底期に転落した芸人有吉が
復活のなかで会得した「生き残り法則」をユーモアの中
に含蓄深く解説するものです。
私は猿岩石時代はあまり興味がなかったのですが、
最近の番組、特に「怒り新党」は好きで、よく観てます。
不遇の時期があったからこそ、中年のおっさん有吉が
輝いているのかも知れません。
ビジネス関連では、不遇の時期の過ごし方が興味深か
ったですね。落ち目のときこそ、自分より上のレベルの
人間と付き合えというのは身につまされました。しかし、
竜兵会のドンの上島さんを悪い見本とはちょっと可哀想
ですが。でも、有吉も復活できたのは竜兵会というセーフ
ティーネットの存在があったからのようですので、ある意味、
社会保障制度の重要性も示唆しています。
また、書籍のなかでは、「お山の大将でいられる村を探せ」
というテーマでランチェスター戦略についても言及しています。
弱者の生き残り戦略は地域一番戦略しかないのはお笑い界
も同じようです。